みどうすじ、徒然なるままに

IT企業でキャリアアドバイザーをしています。普段の小さな気付きから哲学的な考えまで、書きたいことを自由に書きます

高校教員からITベンチャーへ転職して丸2年が経ちました。

こんにちは、御堂筋です。 ITベンチャーでキャリアアドバイザーをしています。

最初のキャリアはある自治体での高校教員、つまり公務員だったのですが、そこから逃げるように転職し行き着いた先がITベンチャーでした。

そんなITベンチャーに転職して、2022年の4月でちょうど2年が経ちました。

今回は「2年を振り返って、どうだったか?」ということについて書いていこうと思います。

きっかけは本当に偶然

元々「ITベンチャーに行きたい!」という想いは全くありませんでした。 というよりその考えがありませんでした。

最初の転職の動機は 「とにかく教員を辞めたい」 その気持ちだけで進めてしまったので、そのときは特に絞っている業界や、そもそも転職軸がほぼありませんでした。

その証拠に、最初の転職活動時にお世話になったエージェントとの面談にて伝えた条件が以下でした。

- 残業時間の上限:80時間
- 年間の休日:40日以上あること

これだけでした。笑

なにせ教員時代は

- 1ヶ月の残業時間:130時間以上
- 年間の休日:26日

という状況だったもので…

この条件についてはエージェントも、

「そんな条件の会社はありませんw どこもある程度担保できますw」

といった反応でした。

そのため、最初の転職活動ではだいぶ苦労しました。

80-90社ほど書類を出し、年齢や学歴はそこまで悪くなかったのでその内30社程は面接の機会を頂戴しましたが、 なにせ面接が通らない。

  • 「どうしてこの業界なの?」
  • 「塾業界とかに絞ったりしていないの?」
  • 「本当に転職したいと思っているの?」

そういった質問に、当たり障りの無い回答しかできず、決め手にならない結果お見送りがほとんどでした。

唯一自分を肯定してくれたのが、2社目のITベンチャー

そんな中、ある会社と出会います。

その会社の面接では、自分の状況を正直に話した上で、自分のやりがいについてもありのままに話しました。

そうすると、他の会社よりも反応が大きく異なりました。 具体的には、相手から返ってくる言葉が違いました。

良いですね! その気持ち、とっても大切ですよね。

そういった言葉をいただきました。

今までは転職活動で厳しいお言葉ばかりを頂いていたため、非常に嬉しかったことを今でも覚えています。

無事に一次面接を合格し、最終に進み、そのままスピーディーに内定を頂くことができました。

受けた会社の理念や、根本の考え方に共感した ため、即入社を決めました。

(ちなみにどんな事業をやっているのかはそこまで掴んでいませんでした。笑 
逆に言うと、根本の価値観で共感していたので、事業が変わったとしても問題ないと考えていました。)

前職から現職への転職活動時も、そこまで「IT」ベンチャーという軸は無かった

紆余曲折あって、前職から転職しようかなと考えていたときは「ベンチャー」という軸はありましたが、「IT」へのこだわりはそこまでありませんでした。

ただ、数社お話の機会を頂戴する中で 「あ、ITって、今後の大きな課題なんだ…!確かにそこに自分が関わったら面白いかも!」 と考えるようにはなりました。

具体的に感じた課題感としては以下のような部分でした。

  • どこの企業もエンジニアが足りていないこと
  • エンジニアは「企業紹介」を中心としたエージェントを好まないこと
  • 一方でキャリアに悩んでいるエンジニアは多いこと
  • エンジニアへ貢献していくことによって、今後の日本がどう成長していくかが明確になっていくこと

お話を聞きながら、自分がこの業界で貢献していくイメージが湧いたため、入社を決断しました。

この業界でいちばん好きなところはカルチャーマッチを求めるところ

転職活動をする中で、どの企業もカルチャーマッチを求める部分に魅力を感じていました。

企業が定めたミッション・ビジョン・バリューをベースに、どんな考え方を持っているのか、将来的にはどうしていきたいのか、等を中心にお話することが出来た部分に体験の良さを感じました。

また、価値観の近いメンバーと働くことが出来るため、そこまで大きな違和感を感じることなく同じ方向に向かって頑張れることもストレスなく働けていることの要因の一つかなと思います。

『ビジョナリー・カンパニー2』でも書いてありましたが、「誰をバスに乗せるか」というのは本当に大切なのだなと実感しました。

たとえ今後別の企業に転職することになっても「カルチャーマッチ」という部分は自分自身も妥協せずに検討していきたいと思います。

振り返ると、ITベンチャーに飛び込んだのは良い選択だったと言える

最初は、「ベンチャーって、どうなのかな?自分は付いていけるのかな??」と不安が沢山ありました。

しかし、働いてみると、

  • 価値観の近いメンバー
  • どんな状況でもぶれないビジョン
  • オープンマインドでギブをし合う業界文化

こういったことに助けられながら2年間働くことが出来ました。

教員の頃はこれと間逆の組織で、今と正反対の気持ちを抱えながら仕事をしていて、 「自分が幸せじゃないのに、子どもを幸せにすることなんて、出来ない…」 と思っていたので、すごく有り難いなと感じています。

最初の転職活動でたくさんの企業からお見送りをいただいたこともこの選択に繋がっていると考えると、この選択は正しいと思っています。

終わりに:今後もIT ベンチャーで働き続けて、この業界を盛り上げていきたい

ITベンチャーという素敵な業界で勤めて2年が経ちました。 まだまだ少ししか知らない状態ではありますが、毎日幸せに楽しく働けています。

この業界をもっと良くして、一人でも多くの方が「ITベンチャーで挑戦してみよう!」と思ってもらえるように、自分も今後はこの業界からは離れず、できることをしていきたいと思っています。

少しでも興味のある方はぜひコメントやメッセージ頂ければと思います。

以上です、最後までお読みいただきありがとうございました。

「知ること」自体が社会貢献になるのでは

こんにちは、御堂筋です。 今日は時事ネタについて備忘録的に触れていこうと思います。

なぜ書こうと思ったか

「自分の今の気持ちを書いておくことで、振り返られるようにするため」 です。

きっかけはテレビ

私は現在義理の家に住んでいるのですが、毎日のようにNHKを観ているためウクライナ侵攻についての映像が常に目に入ってくる状況です。

特に印象的だったのが、「幼い子どもが父親と離れ離れになる映像」 でした。

自分も2歳ほどの娘がいるので、「もし自分が同じ状況だったらどんな気持ちになるだろう?」 と想像するだけでも胸が痛くなりました。

良くわからないけどロシアが悪、、、それで良いのか?

細かい歴史の情勢等をそこまでインプットしていなかったため、映像だけ見るとロシアが侵略しているだけ、のように思えてしまいますが(やはり映像の力は強いですね)本当にそれで良いのかという問いが自分の中に生まれました。

「もっと自分自身、知った上で何がどうなっているのか判断をするべきなのでは?」 と考えるようになりました。

同時に浮かんだ「何かできることは無いか?」と「とはいえ遠い日本からできることなんて、、」という葛藤

調べる前にこんなことも浮かびました。Twitterやテレビを見ているとあちらこちらでデモ行進に参加したり、募金している人々の活動を拝見しました。

純粋に行動している方々がすごいな、と思いつつ「今はそんな余裕ないし、、、」と感じている自分にも気付きました。

ただひとつ、「あのときはこうだったんだよ」と子どもに話せる大人でありたい

きっとこの出来事は教科書に載るような大きなものでしょう。娘が小学校や中学校に進んだとき、聞かれるかもしれません。

そんなときに、「いや、、、わからないな」となるのだけは嫌だなという感情はありました。

まずはこの感情を大切にしたいなと思いました。

いずれにせよ、「知ること」ならできそう

難しいことも、「わからない」で済ませるのではなく、まずは自分なりに調べて「知ってみる」ことからやってみようと思っています。

とはいえいきなり難しい本に手を出しても挫折しそうなので、ひとまず動画を入り口にしてみようかと。


www.youtube.com

あっちゃんの動画を選んだのは、「他の方の動画よりも、人間的な意味で信じられそうだから」という理由だけです。

「ふむ、そういうことが起こっているのだ」という程度に留めておき、後は少しずつ書籍に移りたいなと。

中高生も「無知でいることが怖い」と発言する時代、自分はどうするか

インタビューで中学生が「自分がこの事態を知らないことが怖い」と発言していました。非常に考えさせられる発言でした。

みなさんは、どうされますか。ぜひ、考えるきっかけにして頂ければ嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

【転職】ベンチャー企業で活躍している人の特徴3選

こんにちは、御堂筋です。 ベンチャー企業でキャリアアドバイザーをしています。

今日は私が2年間で感じた「ベンチャー企業で活躍している人の特徴」についてアウトプットしようと思います。

私は 2年間で2社のベンチャー企業 に関わり、同僚・上長・クライアント含め 1000人近くのベンチャー企業勤務の方のお話を聞いてきました。

ベンチャー企業で活躍したいと思っている人、ベンチャー企業の雰囲気を少しでも知りたい人などはぜひ読んでみてください。

特徴①:積極的に起案/提案している

ベンチャー企業で活躍している人は不満を愚痴りません。 改善のチャンスと捉えています。

常に「改善点は無いか」考えて業務に取り組んでいます。

そのため些細な改善点をそのままにせず、とにかく「私やります」とボールを拾いに行っています。

ベンチャー企業では「ボールを拾う = 目の前に落ちている仕事を積極的に巻き取りに行く姿勢」
が重要になります。

仕事自体は上長から指示されるものではなく、自分で創り出すことがほとんどです。

もちろん一人で何でも出来るわけではないので、足りない要素は上長と壁打ちしながら深堀りをしています。 上長も部下からの提案に対して積極的に相談に乗ってくれます。 そのため、上長と話しながら「次にどうすべきか」を明確にできます。

結果的に社外の成果はもちろん、社内の環境整備にも大きく貢献しています。

特徴②:得意領域の一点を武器にしている

ベンチャー企業で活躍している人は弱みは克服しません。 出来ること/強みに注力して業務に取り組んでいます。

なぜなら弱みを克服したとしても、それを強みとしている人には勝てないことを認識しているからです。 むしろ自分の弱みはどんどんさらけ出して、カバーしてもらえる体制を作っています。

その分「〇〇ならできるから任せて!」と伝えています。

特徴③:あらゆるところでアウトプットしている

ベンチャー企業で活躍している人はアウトプットの数が圧倒的に多いです。

  • ブログ記事執筆
  • 勉強会の登壇
  • チャットツールでの発信

など、とにかく自分の学んだ知見を惜しみなくメンバーにシェアしています。

発信の絶対数が他のメンバーよりも多いので、結果的に文章力や他者に説明する力が付いています。

まとめ:積極的に取り組みながら、強みを認識したら後はそれを徹底するだけ

ベンチャー企業で活躍している人の特徴」について記載してきました。

目の前の業務に一生懸命に取り組むことはもちろん、「会社が成長するためには自分はどうしたら良いか?」 という視点も必要になります。

より中長期的な視点が求められるため、ハードではありますが活躍している人は須らく取り組んでいます。

ベンチャー企業ではやればやる分だけ成長し、社内からの評価も上がります。 ぜひ参考にして、社内外で求められる人材に一緒になっていければ幸いです。(私もがんばります!)

以上です、最後までお読み頂きありがとうございました。

【雑記】5年ぶりに大学の友人と再会したが、「転職」や「Web業界」の認知度はまだ低いと感じた話

先日、大学時代の友人に招待された結婚式に行ってきました。 別の友人も紹介されていて、5年ぶりに再会しました。

久しぶりに会ったということで当然の如くお互いの近況報告会が始まりました。 そこで気づいたこととしては、「意外とみんな新卒の時の仕事を続けている」ということ。

学生時代の頃は、「まぁ、3年くらい経ったら転職するよね〜」と言っていたのですが蓋を開けてみたら6年近く続けていました。 転職経験がある(しかも2回も)のは、公務員出身の自分だけでした。

...やっぱり「転職」というのはエネルギーがいることで、そんなに簡単にする世界線があるわけではないんだなぁって思いました。 本を読んだり、Web業界にいると転職が当たり前のように思えてしまいますがまだまだ日本では転職は当たり前ではないと気付かされました。

もうひとつ感じたこととしては「まだまだITやベンチャー企業、エンジニアとの距離感は遠い」ということ。 友人と話していているとテクノロジーに関するキーワードが一切出てこなかったのが久しぶりでした。笑 もちろんそれが良いとか悪いとか、そういうことではありません。ただ、気付きとしてまだまだ垣根が無くなるには時間がかかるだろうなぁと。

そう考えると、IT業界×ベンチャー企業×ビジネス職は意外にもチャンスかもしれません。 まだまだ参入している絶対数が少ない今だと業界の軸を伸びている領域に変えるだけでも大きなリターンがありそうだなと。 あと3-5年経ってしまうと年齢ももちろんのこと、ある程度アーリーアダプターの人たちがWeb業界に到達しきってしまうのでその時目指したとしても今よりもハードになることが予想されます。

日経新聞の記事にもあったのですが、DeNAの南場さんが「スタートアップ庁」なるものを作ろうとしているとか。

www.nikkei.com

そうなるとどんどんスタートアップ・ベンチャーが日の目を浴びることになるでしょう。 そうしたときには既にWeb業界は飽和しているかもしれません。

時代に取り残されないように、しっかりとキャッチアップしながら「どんな選択が今の自分にとって最適なのかを常に考えること」が求められているなと感じた結婚式でした。 (結婚式は普通に楽しくて、幸せをもらってきました。笑)

【転職】いつでも転職できるように普段からすべきこと

こんにちは、御堂筋です。 IT企業でキャリアアドバイザーをしています。

主にベンチャー・スタートアップへの転職支援をここ数年行っています。

ざっと500名以上のキャリア相談に乗ってきました。

はじめに

  • 今後1回でも、「転職してみようかな…」と思っている人向けの記事です。
  • 以下書くことを普段からしておくことで、好きなタイミングで転職することが出来ます。
  • 逆に万が一転職「しなければならなくなった」場合でもスムーズに転職することが出来ます。
  • いわば「転職の防災行動」です。良かったら参考にしてみてください。

すべきこと

  • その①:キャリアの棚卸しを定期的に行う
  • その②:転職サイトに登録して、求人を見てみる
  • その③:転職エージェントと面談する
  • その④:カジュアル面談を受けて、企業と繋がりを持つ

その①:キャリアの棚卸しを定期的に行う

◎ キャリアの棚卸し:これまでに行ってきた業務について、振り返りをすること

キャリアについて振り返ることで、

  • 何をしてきたのか
  • どんなことが得意なのか

が分かります。 具体的なやり方としては、A4用紙にボールペンで

  • 業務内容
  • 出してきた成果
  • そこから得た気付き

を最低限書いてみると良いでしょう。

初めてやる場合は書くことが多くて大変でしょう。

しかし慣れてくれば10分くらいで済むようになるので、最初だけ乗り越えましょう。

メモ書きについては、以下の書籍がおすすめです。

その②:転職サイトに登録して、求人を見てみる

求人票を読んでみることで、様々な情報を得ることが出来ます。

例えば、「必須スキル」と「年収」を関連付けて見てみることで「年収〇〇〇万を得るにはこういうスキルが求められているんだ〜」や、「求人数」の増減から、「〇〇の職種での求人を良く見かけるけど、人が足りていないのかもしれない…」などです。

求人票と景気や市況感は連動しています。自分なりの仮説を立ててみることで意外な発見があるかもしれません。

迷ったら大手の求人サイトに登録しておくと良いでしょう。どれか一つでOKです。

その③:転職エージェントと面談してみる

多くの転職希望者と面談した経験を持つエージェントの話は聞いてみて損は無いでしょう。

自分と同じ年収帯・業種・職種の人はどんな会社に転職して、結果的に年収はどうなっているのか、など色々聞いてみましょう。

ただ、エージェントによってクオリティはまちまちで、場合によっては無理矢理転職の方向に持っていこうとする方もいるので注意しましょう。

優秀なエージェントは3-5年後を見越した話をしてくれることが多いです。 一般的なエージェントは売上を上げるために、その場の転職を勧めてきます。その場合はそれ以上話を聞かずに切り上げてOKです。

大手エージェントのサービス以外にも、カジュアルに話を聞けるという意味では以下の様なサービスもあるので参考にしてみてください。

- Meety:選考を前提としない面談形式で様々なポジションの人と話せるサービスです
- YOUTRUST:「キャリアのSNS」なるサービスです。カジュアルに情報を集めたい人にオススメです

meety.net

lp.youtrust.jp

その④:カジュアル面談を受けて、企業とつながりを持つ

- 「カジュアル面談」とは?:候補者・企業お互いの相互理解を深める場のことです。選考要素はありません。

カジュアル面談では企業から自社について紹介されることや、キャリアの軸について聞かれたりなど、進め方は様々です。

選考要素は無いため、現状の転職意欲が無くても受けることが出来ます。 むしろ余裕のある時に受けておいたほうがフラットに情報を取り入れられるため有意義な時間になるでしょう。

転職活動を本格的に始めた際に、以前カジュアル面談を行った企業に声を掛けることでスムーズに選考に進むことが出来ます。

カジュアル面談はいわば「名刺交換」のようなものです。 積極的に取り組んでみましょう。

まとめ:「転職リテラシー」を高めて、市場価値を上げていこう

簡単ですが、いざとなったときにスムーズに転職活動を進められるようなtipsを書いてみました。

小さな事かもしれませんが、知っているのと知らないのでは雲泥の差になる転職リテラシーをぜひ付けて頂ければ幸いです。

以上になります。最後までお読み頂きありがとうございました。

【読書メモ】現実が変わらなくても、過去や未来に行きたいと思いますか?

こんにちは、御堂筋です。 『コーヒーがさめないうちに』を読み終えたので、感じたことを書いていきたいと思います。

概要は書かないので、気になる方はリンクを踏んでみてください。

未来に自分がいないのであれば、子供の成長した姿を見るため行ってみたいと思う

今までの常識を覆すような制約が一つ問題提起になっているなと思いました。 その上で自分だったら「未来」に行きたいなと。

本の中でも書かれていましたが、自分の子供に会うために15年後の未来に行っていた内容が印象的でした。

自分が生きていれば一緒にいると思いますが、いないのであればすごく気になるのでひと目見てみたいですね。

色々な制約があることが、SF小説よりもリアリティを出していた

簡単に過去や未来に行けないことや、行って行動を変えたところで現実は変わらないという制約が非常に興味深かったです。

登場人物がそこまで多くなく、イメージしやすい

自分は普段あまり小説を読まないのですが、理由の一つとして「登場人物多すぎてわからん」ってなるからです。

ただ、この本であればメインとなる人物が章ごとで異なるのでその都度認識しながら読み進めることが出来ました。

以上になります。ゆるっと読める一方で、読後はデトックスのような気持ちになるので良かったら休憩のお供に読んでみると良いかもしれません。

【雑記】今後のキャリアプランって、何だろう?

こんにちは、御堂筋です。 IT企業でキャリアアドバイザーをしています。

私は普段、多くの方のキャリア相談に乗っています。 前職と合わせると、約400人近くの方のキャリアに向き合わせていただきました。 面談で必ずする問いかけで「あなたの今後のキャリアプランってありますか?」があります。

今後の将来設計を考える上ではある程度キャリアプランを固めることは大切だなと思って投げかけるのですが「そういう自分はどうだろう??」とふと思いました。 「自分はしっかりと今後のキャリアプランを考えることはできているだろうか??」と。

実は現職に入社する前、転職活動時他社の選考も受けたのですがそこで頂いた質問に「あなたは10年後どうなっていたいですか??そのために何をどうしていきますか??」というものがありました。 私自身、その質問に対して明確に答えることができませんでした。

そこで今回、可能な限りで言語化してみることで自分自身も考えを整理していこうと思います。 もし良かったら参考にしてみてください。

今までのキャリアで一貫して持っている考え

「人の人生に向き合い、貢献する仕事がしたい」という考えを持っています。 教員⇨キャリアアドバイザー⇨キャリアアドバイザーとキャリアを積み上げてきましたがここは変わらずに持っている考えです。

どうして人の人生に向き合って貢献していきたいのかというと、自分自身の原体験があるからです。 教員自体は高校生の頃から目指していました。目指した頃から教員になるまで、学校や塾の多くの先生にお世話になりながら自分の進路を考えてきました。 そうした経験や、自分自身英語を勉強することを通して英語の楽しさや将来性、成功体験を感じることができ、それを子どもたちに伝えていきたいと感じ志望していました。

教員として勤務を始めた後も、部活や授業、学級経営を通して様々な生徒の問題に、伴走しながら向き合ってきました。

転職した後も、対象は大人に変わりましたがその他は何も変わらず多くの候補者が悩んでいる問題に対して「今自分が出来ることはなんだろう??」「今までの自分の経験で伝えられることはなんだろう??」と考えながら支援を続けています。

こうした伴走を通して、生徒や候補者から頂ける「ありがとう」の言葉が嬉しくてこのキャリアを歩んでいるんだろうなと思っています。 これからもこの考えは変わらないでしょう。

現職への入社理由

いずれ別記事で書こうとは思っていますが、「未経験者が描けなかったキャリアのその先を一緒に見つけていきたいから」です。 2社目のアドバイザー業務では「どうしたら内定が取れるか」が中心になっている支援スタイルだったため、もちろん人生に向き合うことはできていましたが戦略的な部分の方が大きかった印象があります。 「転職」というのは必ずしも全員がするものでもない、と思っています。しなくて良いのであればしないに越したことはないと。

現職では「転職するのか、しないのか」という入り口の段階から一緒に検討することが出来るので、本当の意味で「人の人生に向き合う」ことができると感じ入社を決めました。 入社前と後でその印象にギャップは無く、思い描いた通りに貢献することができています。

今後はどうしていきたいのか?

元々は「マネジメントを経験したい」そう思っていました。 理由としてはより多くの人に貢献するのであれば役職が上の方が関わる領域も広がるから、というものでした。 前職でもその考えを上長に常に伝えていました。

ただ、今は「無理してマネジメントを目指さなくても良いのでは」と思っています。 多くの候補者の方とお話する中で考えが変わってきました。

やはり年齢を重ねると、しっかりと積み上げていれば自然とマネジメントの打診は来るような印象を持ちました。 そう考えると「今は出来ることを粛々とやるだけなのでは」と思っています。

まずは一つのキャリアをじっくりと醸成させていって、ゆくゆくは組織づくりにも関わっていきたいです。 みんなが生き生きと働ける組織になれば自然と多くの人の人生に向き合う人が増えて結果的に自分が理想とする世界線が出来てくるのではと思っています。

業界や職種を変えていくつもりがあるのか

ここはわからないです。今はIT業界でエンジニアや、自分を拾ってくれたベンチャー界隈へ貢献していきたいという想いがあります。 しかし、果たして30代後半や40代以降勢いのあるWebやベンチャーでやっていけるのかどうかはわからないなと思っています。

家庭もあるので、やはり年収面でもステップアップしていきたいとは思っているのでマーケットバリューも意識しつつ自分のキャリア軸は変えずにやっていけたら一番幸せかなと。

まとめ:不明瞭なことは多いけど、まずは5年間は今の会社で頑張ってみたい。

まだまだ「これでこうする!」とクリアになっていないものが大半ですが、ひとまず今は自分の軸を崩さずにやれることをやりつつ、チャンスがあればどんどん挑戦していけたら次のキャリアでも活きてくるかなと思っています。

挑戦することを忘れずに、頑張っていきたいです。

以上になります、最後までお読み頂きありがとうございました。

参考:自分がキャリアを考える上で教科書にしている書籍一覧