みどうすじ、徒然なるままに

IT企業でキャリアアドバイザーをしています。普段の小さな気付きから哲学的な考えまで、書きたいことを自由に書きます

【転職】面接が通過しない時に確認すべきこと【前編/一般的な確認事項】

こんにちは、御堂筋です。 IT企業でキャリアアドバイザーをしています。

今回は転職活動で面接が通過しない方向けに確認すべきことについて解説しています。

- 「自分が思っていることを正直に伝えているのに通過しない...」
- 「普段どおりリラックスして会話しているつもりなのに内容が伝わっていない」
- 「転職活動はお互いのフィット感が大切だからあまり準備はしない方が良いと思っているが、
事実選考には通過していない...」

こんな悩みがある方はもしかしたら記事を読むことで、少しは解決できるかもしれません。

こんな人に読んでほしい

  • 転職活動中で面接が中々通過しない人
  • これから転職活動を始める人
  • 面接が通過しない求職者を担当しているキャリアアドバイザー

【概論】面接が通過しない時に確認すること

一般的な回答の言語化は出来ているか?

「普段考えていることだから面接ではその場で話せば大丈夫」

そう考えている方も少なくないですが、どんな形でも良いので文字に起こしてみましょう。 何となく考えていることを落ち着いて話すことは難しいです。 私自身も、アドリブで話せと言われたら多少浅い話が出てしまうと思っています。

また、話している内に論理が矛盾したり、何を伝えたいか不明瞭で伝わらず…といったことも多くあります。

まずは紙に自分の考えをメモ書きして、そこからメモアプリ等にタイプしていくことをおすすめします。

おすすめは Google Document」 です。 見出しも付けられますし、コメント機能もあるので第三者にレビューしてもらいやすいです。

まずは伝えたい内容の言語化が出来ているか、確認してみましょう。

言語化した上で、「何故」の深堀りが出来ているか?

言語化が出来ている方は、次は「理由」について深堀りが出来ているかチェックしましょう。

面接では以下の要素が重要視されます。

  • 地頭が良いかどうか
  • 客観的な視点を持てているか(= メタ認知できているか)

論理的に筋の通った意見にするためには「何故?」と問われても納得感のある主張をすることが必要です。

一般的には 「何故を5回問いてみよ」 と言われています。

◎ 例
「転職したい」
↓ 何故?
①:「キャリアアップをしたいから」
↓ 何故?
②:「現職でのキャリアアップは一定満たせたため」
↓ 何故?
③:「現職での評価グレードにおいて一番上に到達したため」
↓ 何故?
④:「個人成果とチームの成長という観点において評価されたため」
↓ 何故?
⑤:「業務の自動化を推し進め、無事達成できたため」

一つひとつの回答に「何故?」とツッコミを入れることで、「意外とここ、考えが浅いな…」と気づくことも出来ます。

理由を考え抜き、主張に説得力を持たせましょう。

PREP法で伝えられているか?

ここまで出来るとある程度整っている状態だと思います。 とはいえ面接では内容が良くても相手に理解をされなかったら「イイタイコトが分からない…」となって通過することが出来ません。

聞き手である面接官に「〇〇だから転職したいのですね、なるほど!」と思わせるために「PREP法」は非常に有効なフレームワークです。

「PREP法」とは、以下の4要素の頭文字から取られたフレームワーク(枠組み)です。

Point:結論(何を伝えたいのか)
Reason:理由(結論に至った理由)
Episode:原体験(理由に至った体験)
Point:結論(再度結論を伝えることで「結局何が言いたかったのか」を念押しする)

例として文章を用意しましたので参考にしてください。 自身の強みについてPREP法で話す際の文章です。

「私はビジネスサイドと開発サイドを繋げるコミュニケーション能力が強みだと考えています。」
- Point

「その背景として、お互いのコミュニケーションハードルを下げ、
積極的な交流を推進した結果組織全体の売上が20%上がったという実績があります。」
- Reason

「元々、弊社のセールスチームとエンジニアチームには交流が無く、
プロダクトのフィードバックが伝えられていない状況でした。

そこで私はお互いに意思疎通を図りやすい雰囲気にすることで
自社のプロダクトを更に良くできると考え、
エンジニア用語の勉強会をセールスチームにて実施し、
実際の使用用途をエンジニアにレクチャーしてもらう時間を作りました。

その結果、セールスチームが以前よりもエンジニアチームに、
クライアントから受けた意見を伝えるようになり結果的に受注率が30%上がり売上も20%向上しました。」
- ここまでがEpisode

「以上のことから、
遠い距離にある2つのチームを近づけるコミュニケーション能力が自分の強みと考えています。」
- Point(結論を多少表現を変えて伝えている)

「何故?」で深堀った内容はそのまま伝えると冗長になりがちです。

しかしPREP法で整理することで面接官に 「この人は短い時間で要点を明確に伝えられる人だ!」 と印象づけることが出来ます。

どんな回答にもPREP法を意識してみましょう。

表情明るく、話すことが出来ているか?

意外かもしれませんが、「表情を明るくする」それだけでも面接が通過することが少なくありません。

というのも面接官は 「一緒に働きたいか?」 という観点でも候補者を見ているためです。

もしあなたの会社にとっても暗い人が入社したらどんな風に思うでしょうか。 少なくとも良い気はしませんよね。

  • 口角は上がっているか?
  • 声のトーンはいつもより高いか?

誰かにチェックしてもらうだけで1社通過するかもしれないと思うと、これ程コスパの良い改善案は無いかもしれません。

まとめ:兎にも角にも「言語化」から。話す内容を全て文字に起こしてみましょう。

以上4つの確認事項についてまとめました。

私自身、求職者の方で「面接通過」が課題になっている方は上記の順番で確認しています。

基本的にこの4つをブラッシュアップするだけでも改善前よりも確実に選考通過することが出来ています。

これをやりきって選考が通過できていない場合は「内容」に改善の余地があるかもしれません。

後編では 「面接での一般的な質問集と回答の方向性」 について解説する予定ですので、ぜひそちらもご参照頂ければと思います。

以上です、最後までお読み頂きありがとうございました。

【読書メモ】全ビジネスパーソンが読むべき本だと思いました。【数値化の鬼】

お久しぶりです、御堂筋です。 前回の更新から時間が経ってしまいました。 また創作意欲が湧いてきたので書いていこうと思います。

今回は『数値化の鬼』を読みまして、非常に学びがあったのでアウトプットしようと思います。

どんな人におすすめ?

  • 営業系の人で成果が出ずに悩んでいる人
  • 一定成果は出ているが、更に年収を上げていくために圧倒的な成果を残したいと思っている人
  • 数値で考えることに苦手意識を持っている人(文系出身の人など)

学び①:とにかく「数値」で考えること

以下のような形容詞・副詞を皆さんは使っていませんでしょうか?

  • よく
  • 多い
  • たまに

私も良くないとは思いつつも、あらゆるビジネスの場面で上記のような言葉を使っていました。

この本を通して、「違和感があればとにかく数値を詰めること」の大切さを再認識しました。

大原則として「数値で考えることの意識」を常に持つことが必要なのだと気付きました。

  • 数値で語れるだけのデータが足りない・・・
  • 何を分析したら良いのか分からない・・・

など「できない理由」をどうしても考えがちですが(私もそうでした)、「とにかく行動し、その行動の結果を数値に落とし込む」 ということで今よりも数値で考える意識は付けられそうだなと思いました。

この本でも 「質より量。量をこなしてから質を上げることを考えるべき。最初から質を考えてはいけない」 と書かれています。

深く考えすぎず、まず行動しその結果を数値で捉えてみるということを実践してみてはいかがでしょうか?

学び②:「何が変数なのか?」を常に考える

「変数」というのは文字通り「変えられる数」のことです。 対義語は「定数」で「どんなに頑張っても変わらない数」のことです。

一般的なビジネスパーソンは「変えられない定数に注力してしまい、変えられる変数を見ていない」ことが多いのだと。

例えばプレゼン。 プレゼンを通しての受注率が低いときに「プレゼンの資料が良くない」と思い資料のデザインに凝っている人など周りにいませんでしょうか?

しかし、もし「資料のデザイン」が「定数」だとしたら? どんなに改善を重ねたとしても受注率に影響しなければそれは無駄な仕事になってしまいます。

もしかしたら「変数」は「プレゼン中に使用する表現、ジェスチャー」かもしれません。

上記の例のように 「何に注力すべきで、何はやらないべきなのか」 ということを徹底的に考え抜くことの大切さが本書では詳しく語られています。

私も「時間のある内にとにかくやるんだ!」と思ってしまい、「やらないこと」への意識は全くありませんでした。

「全部取り組みたい・・・」という不安な気持ちを一度グッとこらえて、「これだけに集中するぞ!」と振り切ってしまうと何かが変わるかもしれません。

学び③:成果が出ないときは、とにかく「分けろ」

上記を取り組んだとしてもすぐに成果が出るわけではないと思います。

  • 中々目標達成ができない・・・
  • どう改善したら良いのか分からない・・・

そんな場合には「日々行っている工程を細かく分解すべき」ということが書かれています。

私はキャリアアドバイザーという職種なので例えば

  • 求職者との面談中のアプローチ
  • 求人紹介の数、質
  • 支援中の連絡頻度

など、工程を細かく分けて数値で捉え直すことで「どこが毀損しているのか」が明確になるかもしれないと思っています。

みなさんも成果が出ない場合はあれこれ悩む前に 「自分が普段目標達成のためにしていること」 を細かく分けて紙に書き出してみると良いかもしれません。

紙に書き出すことの大切さは以下の『0秒思考』で語られています。 こちらもご参考までに。

まとめ:「数値と向き合うこと」から逃げてはいけない

いかがでしたか?

私も2020年からビジネスパーソンになりましたが、「数値で考えることは苦手」と先入観を持ってしまっていました。

この本を読んだことで「意外と数値で考えることは難しくなさそう」と気づくことができました。

兎にも角にも「行動量」そして「その行動を細かく分けながら数値に落とし込む」ということを愚直に実践していこうと思います!

銀の弾丸はありませんでした、しかし印象的な内容がありましたので最後に本書から一節を引用し締めたいと思います。

第1〜3章の内容を順番に押さえながら、あなたの仕事の「変数」を見つけ、さらに過去の「変数」を疑い、捨て、新しく仮説を立てる……。 その繰り返しが、個人の成長を生みます。 それ以上でも以下でもありませんし、これ以上の近道も王道もありません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

【読書メモ】ドキュメントで絶対に使ってはいけないのは〇〇〇〇【超・箇条書き】

こんにちは、御堂筋です。 今日は『超・箇条書き』という本を読んだのでアウトプットします。

結論、超絶勉強になりました。 如何に今まで自分が無意識に箇条書きを使っていたのかを思い知らされる内容ばかりでした。

  • 箇条書きについて0から知りたい・・・
  • 箇条書きを使うことのメリットはよく聞くけど、実際「どう使ったら良いのか」は分からず何となく使っている・・・
  • ドキュメントの作成能力を高めて、年収を上げていきたい・・・

といった方には合う本だと思います、ぜひ読む前に以下を参考にして頂ければ幸いです。

どんな内容?

  • 海外では箇条書きはビュレット・ポイント(Bullet Point)と呼ばれ、体系的に学ぶ
  • 一般的に言われる「要素の列挙」とは異なるため、「超・箇条書き」という表現がなされている
  • 超・箇条書きにはポイントがあり、押さえることで仕事で早く正確に要旨を伝えられるようになる
  • 文書はもちろん、プレゼンでも超・箇条書きのポイントが活きてくる

気付き

  • 「体言止めは『誰が何をどうするのか』という行為の方向性が曖昧になるので使わない」というルールが自分にとっては初耳だった
    • これまで何となく体言止めを使ってしまっていたので気をつけたいです
  • 「直列で書く = 時系列順にする」という考え方も無意識ではあるがやっていたので言語化の参考になった
  • 常に結論ファーストではないことを学んだ
    • 「相手のコンテキストに応じて、イントロを使い分ける」ことを意識しようと思いました
  • 報告や起案で箇条書きを用いる際は積極的に「固有名詞」を使う
    • 読み手の解像度が上がる要因にもなりそうです

終わりに:超・箇条書きを実践して、ドキュメント作成能力を高めていきましょう

読み進める上で、「あ、これは無意識だったけどこういったルールに基づいているのか」と納得することが多くありました。

箇条書きについては多数書籍があるとは思いますが、「この本を教科書として何度も読みながら実践していけば大丈夫」という確証を得られました。

是非皆さんもご一読頂き、「伝わる」文章作成の一助にしてもらえたらと思います。

以上です、最後までお読み頂きありがとうございました。

引用

箇条書きは、英語や会計、そしてロジカルシンキングと同じくらい世界的に求められて

もちろん箇条書きという名称ではなく、世界的には「ビュレットポイント(Bullet Points)」と呼ばれて使われて

箇条書きには「読み手や聞き手の情報処理の負荷を減らす」という機能がある。 結果として、伝えたいことを速く、そして正確に伝えることが

箇条書きは単なる文章術ではない。 人を動かすための情報処理の技術なの

普通の箇条書きは、伝えたいことを「羅列化」するだけで完成する。 『超・箇条書き』はこの「羅列化」の他に、3つの技術的要素が加わることではじめて完成するのだ。 3つの技術的要素とは、「構造化」「物語化」「メッセージ化」である(図

ただ羅列するのではなく、1つひとつの文の並びに意味をもたせれば

レベル感を整えるとは、伝えたいことの階層を揃えるということ

レベル感を整える作業には、いくつかのコツがある。本書では、「自動詞と他動詞を使い分ける」、「直列と並列で考える」、「ガバニング」の3つに

やるべきことは伝えたいことのグループ分け。 つまりグルーピング

大原則は、伝えたいこととそれを補足するものを1つのグループにまとめる

それが、「自動詞と他動詞」を使い分けることで

ある瞬間の静止画、すなわち「そのときの状態」を伝えたければ、1つひとつの文に「自動詞」を使う。 ある瞬間の動画、すなわち「誰かが何かに影響を与える行為」を伝えたければ、1つひとつの文に「他動詞」を

身近な例だと、コップを落としてしまった子どもの言い訳がわかり

同じ動作を伝えるにしても、自動詞を使い状態として伝えると、因果関係を曖昧にできるので、責任逃れができるの

状態・現象を伝えたければ自動詞を使い、行為やそれによる因果関係を伝えたければ他動詞を

行為を表現するなら、他動詞を使うのだ。他動詞を使うことで、行為の目的が明らかに

しかし、箇条書きにおいて単語の羅列を使うと、問題が起きることもある。 それは、動詞で終わる文章を体言止めにするときだ。 例えば、「コストの低下」や「売上の倍増」などという語句がそれにあたる。 これは『超・箇条書き』では使わない。曖昧になるからだ。曖昧だから、一瞬では理解できなくなって

箇条書きで体言止めを使うと、それが何を意味しているのかがつかめないから

本来は動詞であったところを名詞にして体言止めするのは、全体像の理解を妨げる。このため、『超・箇条書き』では体言止めはご法度なの

それは、「直列と並列で考える」こと

直列型と並列型の違いは何か。 それは時間軸の使い方に

直列型のつながりには、電気回路でも順に電流が通るように、文と文の間に時間が流れて

一方で、並列型のつながりには、文と文の間に時間が流れてい

相手に「時間の流れ」を意識させることが

「ガバニング」というのは、直訳すると「統制する」などの意味が

その「ポイントは3つ」と宣言するのが、ガバニング

繰り返すが、構造化の要件は、レベル感を整えることだ。 レベル感を整えるコツとして、本書では、「自動詞と他動詞を使い分ける」こと、「直列と並列で考える」こと、「ガバニング」の3つを紹介し

フックをつくるには、いくつかのコツがある。本書では、全体の流れに埋め込むものとして「イントロづくり」と、「MECE崩しで考える」、文の一部に埋め込むものとして「固有名詞を使う」の3つに

しかし、このアンサーファーストも相手によりけりであることには留意すべき

相手がまだ背景や経緯を理解していないときは、いきなり結論をもってくるべきでは

常に結論を最初にもってきてアンサーファーストにすべき〟というのはステレオタイプで、相手の置かれているコンテキストに応じて、イントロは使い分けるべき

イントロで何を伝えるかは、相手や相手の置かれているコンテキストをどう考えるか次第だ。ここに一義的な成功パターンを求めると、書き手本位の箇条書きになりがちだ。それではフックができずに、相手はこちらの伝えることに関心をもってくれなくなる。それでは意味が

固有名詞を

まず一般名詞を探す。そして、それについて相手と共有できる固有名詞があれば、それに置き換えるの

一般名詞は抽象度が高い。そのため相手は、伝えられたことを「自分ごと」としてイメージしにくい。 一方で、固有名詞、特に相手がよく知っている固有名詞を伝えた場合はどうなるか。相手は自分にかかわる固有名詞であれば、それを具体的にイメージ

抽象度が高いものをそのまま伝えても、生々しくなく、イメージが湧かない。そのようなときには例を入れるの

では、メッセージ化の要件とは何か。 それは「スタンスをとる」ことだ。スタンスをとるとは、伝えたいことに対して「自分の立ち位置」を明確にすることで

隠れ重言を排除する」、「否定を使う」、「数字を

【読書メモ】渋沢パパ曰く、「セルフブランディングなんかいらん!本を読んでとにかく実践せい!」と。 〜君は何のために働くのか〜

渋沢栄一さんの本を、読んでみました。 『論語と算盤』に劣らず名著だと思いました。

誠実さとやりきり力を兼ね備えた仕事観、大切にしていきたいです。

気付き

  • 得意だと思っていると事を仕損じることが多いので、常に「窮苦」だと思って事にあたることが大切

    • 「名を成すは毎(つね)に窮苦の日に在り、事を敗(やぶ)るは多く得意の時に因(よ)る」
  • 常に「失敗」を取りに行くことで努力する機会だと捉えることが出来る

    • どんな経験でも「尊い」と思うことが伸びしろに繋がるのではと感じました
    • 松下幸之助さんも似たようなことを仰っていたなと

meramaruo.hatenablog.com

  • 「日本資本主義の父」と評される渋沢さんでさえ「清濁は合わせ呑まなかった」ということが印象的であった

    • 確かに「論語と算盤」という考え方であればトレードオフに見える2つの考え方も併存させることは出来るのかなと感じました
    • 「そもそも自分にとっての『濁』とは何だろう?」と考えるきっかけになりました
  • 結局「書籍は実践されてこそ実世界に活きてくる」ということ

    • 本を読むだけでは足らず、実践を通して知見になっていくということの再確認になりました
    • 「本を読んだら実践する」という意識を持って生活に組み入れていきたいなと
    • 「民人(たみひと)あり、社稷(しゃしょく)あり、何ぞ必ずしも書を読みて然(しか)る後に学(がく)と為(な)さん。」
  • 「派手な自己宣伝は中身の薄さを際立たせる」という表現も、今の時代に合った秀逸な表現だと感じた

    • 「個の時代」という訴求が定着しつつありますが、それに乗っかって「セルフブランディング」をしていく人たちがいるのは少々モヤモヤしていました
    • いたずらに声を大きくせずとも、着実に出来ることをやっていれば見ている人はいて、自ずと声を掛けてくれるのだと確信できる内容でした

ハイライト箇所

「名を成すは毎に窮苦の日に在り、事を敗るは多く得意の時に因る」  という古人の句がある。これは世間の人に対する簡潔な警句となっている。失意のときには心が引き締まり、油断がなくなるから、何事も成功しやすい。逆に得意のときには 傲慢 な心が原因で失敗しやすい。つまり、失意があればこそ人は名を成すこともでき、得意はかえって失敗を引き起こし

なのだ。  そう考えれば、失意を経験したからといって必ずしも悲しむべきではないし、むしろ喜んで努力する絶好の時期であると思う。この意味で私は、自ら進んで失意を求めよとまで言いたいので

また現代人は、いわゆる「時世におもねる」傾向が強いように思われる。一面からすれば時世におもねる人は、それだけ世渡りがうまいとも言えるだろう。しかしそれは皮相な観察であって、見識のある人からは軽薄な人間と見なされるのがオチである。  こういう人間に限って体裁をつくろうことだけは上手だから、一時は上役に気に入られたり世間から ちやほや されたりする。しかしもともとが無責任だから、けっして長続きはしない。したがって、社会に重用されるまでには至ら

 「清濁あわせ呑む」ことはしない  私も時には惑わされるが、清濁をあわせ呑んだりはしない。  元来、世の中はどこまでも清くなければいけないはずのもので、濁の存在することがそもそも間違っている。したがって、清に協力するのは当然であるけれど、濁をもあわせ呑む必要は認めないので

学んだことを、日々実行する  人が世の中で成功するためには勉強する心が必要である。しかし、ただやみくもに学問をして、それだけで直ちに成功できると思うのは大きな誤解である。 『論語』の中で孔子の門人の子路は、こう述べている。 「民人有り、社稷有り。何ぞ必ずしも書を読みて、 然る後に学ぶと為ん(民を治め、国を運営することが、実際の学問である。書物を読むことだけが必ずしも学問では

私はこの子路の言葉に賛成である。机上の読書だけで学問をした気になってはいけない。どれだけ知恵が十分であっても、それを働かせなければ何の役にも立たない。そして知恵を働かせるとは、勉強してそれを実際に活用することである。しかもその勉強は、ただいっときの勉強では不十分だ。死ぬまで勉強し続けてはじめて満足のいくものになるのである。要するに、ことは平生の心がけ、心の習慣に

派手な自己宣伝は中身の薄さを際立たせる  現代はすべてが広告の世の中である。広告が上手であれば商品が売れる。ことに化粧品や薬などは、実質よりも広告で売っている。  だが、人間が世に立つというのは商品を売るのとは全然わけが違うのである。それなのに現代の青年は実質を第二に置き、修養を怠り、いたずらに声を張り上げて名を売り、地位を得ようとする困った傾向がある。これでは化粧品や薬となんら変わりがないのではあるまいか。  いつも修養に心がけ、人間としての内容の充実、実質の完成に努力していれば、いつか必ず自分を最も有効に役立てられるときがくる。  進んで知ったかぶりをし、自分を偉く見せようとする者は、本人としてはそれが早く出世するための道だと信じているのかもしれない。だが第三者の公平な目からすれば、軽薄で奥行きのない人間と見られ、信頼して仕事を任せられない人間だと思われるにすぎない。  これに対して平素から修養に心がけている人間は、いついかなるときでも狼狽したりせず、第三者にも本当に価値のある人間だということがわかるので

第一は、くよくよしないことである。神経が滅入るようなくだらない心配や愚痴は、体力を維持するうえでいちじるしい障害となるから、できるかぎり取り除かなければならない。 「世の中は何事も不足がちなもので、すべてに満足することはむしろあり得ないのだ」  という境地に達し、自らの分を知り現状に満足すれば、何一つ心を煩わせるものはなくなるし、苦情も起こらず、くだらない心配をしないでも

第二には、気持ちを切り替えることである。何か気になること、心配なことがあって、それがいつまでも解決できず執念深く考え込んでいると、それが成功しないうえに、大いに体力を損なってしまう。  こういう場合は気持ちを切り替えて、まったく異なった方面のことを考えると

【読書メモ】「早送り」ひとつでこんなに人間って変わるんだ。人間ってすごい。 〜映画を早送りで観る人たち〜

こんにちは、御堂筋です。 面白そうな本を読んだのでアウトプットします。

気付き

  • 当たり前とされている「早送り」という機能についてじっくり考える良い機会になった

    • 「変化」にもっと敏感にならないといけないのかもなと感じました
  • 「情報収集」と「芸術的鑑賞」目的を明確に分けることが必要

    • 要は「使い分け」なのかなと
    • 状況に応じて早送りをしたり、じっくりと自分の心と向き合いながら観たりと、「機能に使われる」のではなく、「機能を使って」いきたいものです
    • デジタルデトックスをして、「じっくり一つの作品を味わう」という時間も大切なのかもと思いました
      • デジタルデトックスについては下記の記事にて考えてみたことがあります

meramaruo.hatenablog.com

  • 自分自身の心境の変化

    • 最初読んでいる時の心境:「受け手の自由なのでは?」
    • 最後まで読んでみて:「『早送り = 悪』ということを伝えたいわけでは無さそう」
  • 自分たちは無駄に忙しくしているのかもしれない

    • 本来はそこまで忙しいわけではないはず(= 労働時間が増えたわけではない)なのに、「繋がっている」という感覚からどうしても気持ちが焦ってしまうことが多いなと思っていました。
    • 「敢えて繋がりを断つ」ことで心に余裕を持てるのかもと思いました

To do

  • 映画/絵画/小説などの「作品」を観るときはスマホから離れてみる
    • 特に小説はデジタルデトックスしづらいので積極的にリアルな本で読んでいこうと思います

終わりに

自分自身も当たり前のようにYouTubeで早送りをしていたので、「え、それって悪いことなの??」と読み始めは思っていましたが、どうやらそういったメッセージを伝えたいわけでは無さそうだなと読み終えて感じました。

何事も目的に合わせながら機能を使っていくことが大切なのだなと自分は気付きました。

所謂「時代」で片付けられてしまいそうな要素を、一次情報を合わせながら細かく言語化されてきた著者に対して「そうそれ!」という声が聴こえてきそうな内容でした。

備考:ハイライトした部分

大学生の彼らは趣味や娯楽について、てっとり早く、短時間で、「何かをモノにしたい」「何かのエキスパートになりたい」と思っている。彼らはオタクに〝憧れている〟のだそう


ところが、彼らは回り道を嫌う。膨大な時間を費やして何百本、何千本もの作品を観て、読んで、たくさんのハズレを掴まされて、そのなかで鑑賞力が磨かれ、博識になり、やがて生涯の傑作に出会い、かつその分野のエキスパートになる――というプロセスを、決して踏みたがら


これさえ実行しておけば成功する、魔法の裏技」「この人とつながったら、成り上がれる」、そんな秘密のバックドア、ゲームで言うところの〝チート〟(cheat/ゲームのデータやプログラムを不正に改変してキャラクターの能力をアップさせたり、アイテムやお金を増やしたりする) を、彼らは日々探している。いわばライフハックの一形態だが、cheatの元々の意味は「いかさま」「不正行為」「詐欺」


「鑑賞」に紐づく「作品」という呼称と、「消費」に紐づく「コンテンツ」という呼称の違い


量〟の物差しを当てるか、当てないか


ゆえに当然ながら、ある映像作品が視聴者にとってどういう存在かによって、「コンテンツ」と呼ばれたり、「作品」と呼ばれたりする。どういう視聴態度を取るかによって「消費」なのか「鑑賞」なのかが異なって


四半世紀にわたって屈指の「わかりにくさ」を誇り、それがまた作品の深みにもなっていた『新世紀エヴァンゲリオン』の総監督・庵野秀明 は、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』制作を追う


「おもしろいですよっていうのをある程度出さないと、うまくいかないんだろうなっていう時代かなって。謎に包まれたものを喜ぶ人が少なくなってきてる(*


 大学生たちへのヒアリングでは、何人かから同じような言葉が聞かれた。 「せっかちなんですよ、私(


同じようなことは柴田キャスターも言っていた。せっかちだから、早く結末が知りたい。せっかちだから、すぐ結論が欲しい。だから早送る。だから 10 秒飛ばす。途中をすっ飛ばして最終話までワープ


人間は、実際の支払い手続きと引き換えにして個別の商品を受け取ると、「大枚はたいた」という気分を実感する。大切にするし、無駄にしたくないと


しかし、毎月の決済手続きさえ必要としない月額料金自動引落とし、かつ「一定範囲内の作品を1ヶ月間自由に観られる権利」という無形物の売買に際しては、カネを払っているという感覚が希薄になる。結果、買ったものを大切にしない。ぞんざいに扱ってもそれほど抵抗感をおぼえ


 原作漫画のセリフ回しに極力忠実に映像化することの是非は、ここでは問わない。ひとつ言えるのは、昨今は映像化によってセリフなどを〝改変〟すると、それが適切な脚色の範囲内であっても、原作ファンが「原作レイプ」などと不満の声を上げるケースも見受けられるということだ。そういったリスクを根本から断つには、「原作どおり」が無難で


わかる人はわかる人なりに。わからない人はわからない


「倍速視聴に積極的な人の比率は、年齢が若ければ若いほど


20 代から 60 代の男女の中でもっとも倍速視聴経験があるのは 20 代男性( 54・5%)、次いで 20 代女性( 43・6%)。青山学院大学のアンケートでは、2~4年生(概ね 19 ~ 22 歳) の 66・5% が「倍速視聴を『よくする』『ときどきする』」だ。ゆめめ氏の「ワカモノのトリセツ」にも、倍速視聴が「若者の行動常識、マスト」とリポートされてい


LINEの友達グループは四六時中つながっている。文字通り、朝起きてから夜眠るまで。いつでも連絡できるし、常に何かしらの反応を求められる。  とはいえ、世間話のネタがそれほど転がっているわけではない。そんな時、手っ取り早く盛り上がるのが、「あれ観た(聴いた)? おもしろかったよ。おすすめ」だ。映画やドラマやアニメ、楽曲など。つまりコンテンツについての話題である。  このような話題を無視することは難しい。自分が話題に乗れないばかりか、反応を返さなければ波風が立つからだ。いわゆる「既読スルー」は、「その話題には興味がない」という積極的な態度表明と受け取られてしまうので、できれば避けたい。話題に出た作品はなるべく観て、感想を言う必要がある。そうしてグループの和を


実際、多くの大学生が「個性的でなければ就活で戦えない」と感じている。履歴書に胸を張って書けるだけの〝武器〟が欲しい。「本来は、その人がその人であるだけで立派な個性なのに、〝無理して個性を作らなければいけない〟と焦っている」(森永


しかもその個性とは、特定の教科が得意だとか、多少英語が話せる程度では足りない。一昔前や二昔前には趣味として定番だった「映画鑑賞」「読書」「音楽鑑賞」「スポーツ」などは、論外中の論外


「面接はもちろん、エントリーシート上でも人とは違う自分を見せなきゃいけないじゃないですか。自分らしさってなんだろう、自分しかできないことってなんだろうって、すごく考えるようになりまし


すべての若者がそうだとは言わないが、とりわけZ世代を中心とした層に、「回り道」や「コスパの悪さ」を恐れる傾向は


昔と比べて子供をめぐる環境が全体的に〝親切〟になっている点を指摘


「大人が子供の気持ちを先回りして察しようと動く。子供たちは、とにかく大事に大事に育てられているので、痛みに弱い。失敗したり、怒られたり、恥をかいたりすることに対して、驚くほどに耐性が


スマホに届くメッセージへの即レスプレッシャーに常にさいなまれている若者層にとって、暗闇でただ座り、一時停止することも早送りすることもスマホチェックすることもできないまま2時間を過ごさなければならない娯楽は、どうにもハードルが高い。  また、早送り勢の資質として指摘した「せっかち」気質や「結論を先に知りたい」気質の人たちにとって、あるいは共感強制プレッシャーの中、膨大なコンテンツを次々に消化していかなければならない状況下、1コンテンツ2時間というサイズはトゥーマッチすぎるのではない


現代人はとにかく忙しい。しかも、労働時間が延びているのに収入は上がらない。「失われた 30 年」が継続中の日本においては、特にそうだ(*


「中年世代の若者批判だ」と 揶揄 する声も一部で見受けられた。しかし本書を読み通された方ならおわかりのように、その謂は正確ではない。  まず、倍速視聴は若者に多い習慣ではあるが、若者だけの習慣ではない。  さらに、倍速視聴は筆者が同意しかねる習慣ではあるものの、そこにネガティブキャンペーンを張りたかったわけではない。現象を俎上に載せ、論点を可視化することで、議論のゴングを鳴らしたかっ

【読書メモ】「やる気があれば書けるよ!」と優しく根性を叩き直してくれる本 〜書く習慣〜

こんにちは、御堂筋です。 『書く習慣』 という本を読んだので今日はその本で学んだことや気付いたことをアウトプットしていこうと思います。

ちなみに『書く習慣』はKindle Unlimitedで読み放題リストに入っている(2022/05/16時点)ので良かったら読んでみてください。

気付き

  • 書き方よりも「書く上でのマインドセット」が内容の中心になっている

    • 書く前の気持ちとの向き合う系は、定期的に読まないと気付かない内に書くハードルが上がってしまうので助かるなと思いました
  • 「『これを見て自分はどう感じただろう?』と自分に問いかける癖」はもっと付けられそう

    • 所謂「アウトプット前提でのインプット」だなと。
    • 聞かれる前から常に自問自答すること、そしてそれを忘れない内にすぐにメモで書いたりすることでより多くの内容をアウトプット出来ると感じました。
    • 自分はメモアプリに「bear」を使っているのですが、メモのタグを整理整頓しすぎた故に「このアイディア、、、どこに書こう??」と億劫になってしまうことが多かったので、「すぐメモ」欄を設けてみました。しばらくはここも活用しながらどんどんアイディアを溜めていきます。
  • 「何故刺さったのか」は考える意識から抜けていたかもしれない

    • 「この一文を受けて、自分はどうするのか」は結構意識しているつもりなのですが、「刺さった理由」はあまり言語化してこなかった気がしたのでもう少し「理由」も深ぼっていきたいなと。
  • タイトルの「主観」と「パワーワード」は面白かったです。笑

    • 自分も「〇〇を読んで」と書くことが多かったので、もう少しタイトルにはこだわろうかなと思います。
    • 今回から意識して変えてみました。いかがでしょうか。

To do

  • タイトルには主観とパワーワードを入れる
  • 「何故刺さったのか」を自問自答して、書く内容に反映させる
  • 手書きでもタイプでも良い、とにかく気になったら書きまくる

ハイライトした箇所

ピンク色のハイライト | 位置: 278

わたしは毎日のように、自分が思ったことや感じたことを書き残してい

ピンク色のハイライト | 位置: 282

「自分はアホだ!」と思う

ピンク色のハイライト | 位置: 285

こうして「アホ」前提で考えると、「忘れちゃうから残しておかなきゃ!」 という気持ちになっていき

ピンク色のハイライト | 位置: 928

でも残念ながらこれらの思いは、コンテンツに触れてからしばらくすると思い出せなくなって、「楽しかった」だけの、 ペラッペラな感想 になってしまい

ピンク色のハイライト | 位置: 935

だから、忘れないうちに 言語化して残しておく

ピンク色のハイライト | 位置: 935

これを念頭に置いてコンテンツに触れれば、「これを見て自分はどう感じただろう?」と自分に問いかける癖がつき、おのずと「人に伝えたい、自分の考え」が湧いてくるでしょ

ピンク色のハイライト | 位置: 978

まず、本を読みおわったら、 印をつけた箇所を見て精査 します。 「読んでいるときは『なるほど!』と思ったけど、今見返すとそうでもないな」という箇所も出てくるはずなので、それらを省き、もっとも心に刺さった一文を抜き取ります。  そして、その一文をノートやパソコン、スマホメモなどに書き写し

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・なぜその部分が心に刺さったのか? ・今の自分とどう重なったのか? ・これを受けて、今後どうするか?  これらを考え、その一文の下に本音を書いていき

ピンク色のハイライト | 位置: 1,010

ぶっちゃけ、テーマはなんでもかまいません。  なにが言いたいかというと、ゼロからなにかを生むよりも、ある程度決められた制限のなかで生むほうが はるかに簡単 だという

ピンク色のハイライト | 位置: 1,053

空を見上げて「綺麗だなぁ」と思うとか、友だちの話に「なるほどなぁ」と感心したりだとか。  なにかに触れて、なにかを感じて、なにかの感想を

ピンク色のハイライト | 位置: 1,055

感情が動いたら、それがインプット。 「インプットしなくちゃ」と、苦手なことやつらいことを頑張ってやる必要はありません。  むしろ、それで自分の感情が動いてなければ、 あなたの心にはなにもインプットされていないも同然!  好きなことや楽しいことを思い切りやるのも、ひとつの「インプット」。  もっともっとハードルを下げて、楽しんでほしいなと思い

ピンク色のハイライト | 位置: 1,179

自分が思うとおりのまとめかたでいいと

ピンク色のハイライト | 位置: 1,180

「なんだかまとまらなくてすみません。」とおわっていたら「ああ、本当にまとまらなかったんだろうなぁ……」と思えて

ピンク色のハイライト | 位置: 1,190

論文じゃないのだから、結論だってなくていい。  変なところでおわっていてもいい。 「締め文」のテンプレートを忘れてみる こともまた、自分らしさが伝わる文章への一歩となり

ピンク色のハイライト | 位置: 1,294

読んでもらえるタイトル付けのポイントは、「より具体的にしてみる」 こと。  そのうえでわたしが意識している

ピンク色のハイライト | 位置: 1,296

パワーワード」と「主観」を入れることです。  たとえば「花火大会に行きました」というタイトルより、「花火を観るたびに思い出す、僕のヘンな元カノの話」 のほうが読みたくなりません

ピンク色のハイライト | 位置: 1,304

また、タイトルには主観を入れるのも重要なポイント

ピンク色のハイライト | 位置: 1,304

 たとえば、本の感想などを書いた文章の場合、「◯◯を読んで」というタイトルだと、その本を知っていたり、気になっていたりする 特定の人にしか刺さらない 可能性があります。  一方で、「世界は思い込みでできているのかもしれない。~◯◯を読んで~」と、主観を最初に持ってきたうえで本に言及するとどうでしょ

ピンク色のハイライト | 位置: 1,310

「誰でも作れるのにめちゃくちゃおいしいカレーの作りかた」 「寝る前に襲いかかって来るネガティブ思考から抜け出す方法」  こんなふうに、 自分の主観を入れて 具体的にすることで、グッと惹きつける力が強くなり

終わりに

まとめ方とかも結構綺麗にまとめようとしていたのですが、敢えて「テンプレのようなまとめ方から脱却する」というのもありなのかなと思いました。

ここ数年で書くことへのハードルは下がったように思っていましたが、まだまだ「下があるなぁ」と思いました。笑

気長に気軽に書いていきます。

最後までお読み頂きありがとうございました。

今回読んだ本はこちら

【雑記】強制的にデジタルデトックスすることで忙しさから解放された話

こんにちは、御堂筋です。 IT企業でキャリアアドバイザーをしています。 今日は表題通り、強制的にデジタルデトックスすることで忙しさから解放された話をしようと思います。

きっかけ

ゴールデンウィーク中は基本的に家族皆で過ごしていたのですが、ふと一人になる時間が欲しくなり家族に許可をもらって一人で銭湯に行ってきました。

ちなみに行った場所は以下

tsurugamine.ryusenjinoyu.com

今までは娘と一緒に過ごしていたので本当の「一人」は久し振りでした。

誰にも遮られずお風呂に浸かったりコワーキングスペースで作業したり…と実に8時間程滞在をしていました(笑)

湯に浸かったりサウナに入ったり…様々なアイディアが次々と浮かぶ

スマホが持ち込めない環境のため、銭湯の中ではやることは以下しかありませんでした。

  • 空を見上げる
  • 考え事をする
  • 銭湯の中にある案内を読む

ぼーっとしている内に仕事の今後の構想やブログの内容がどんどん閃いてきました。

よく、「睡眠を取っている間に記憶が整理される」という話がありますが、感覚はそれに近いと思います。

今まで忙しく仕事をしていたのですが、中々長期的な考え事をする時間が無かったので非常に貴重な時間でした。

気付き:「ネットに繋がっていない」という状態が生活に余白を創り出す

普段はWi-Fi/Slack/G-mailと常に繋がっている生活のため、「連絡が来るかも…」という気持ちに駆られていました。

基本自分は通知をオフにしているのですが、それでも通信があるとどうしても気になってしまいます。

今回行った場所はコワーキングスペースもあったのですが、Free Wi-Fiのため接続があまり良くなく、逆に気持ちにゆとりを持つことが出来ました(笑)

終わりに

「ネットに繋がらない生活」を久し振りに体験することが出来ました。

昔は当たり前だったのに、今では「新鮮な」気持ちになっているのが印象的でした。

定期的に「ネット断ち」をすることで気持ちをリセットしていきたいと思っています。

以上です、最後までお読み頂きありがとうございました。

【ニュースネタアウトプット】高齢ドライバー 免許に新制度

こんにちは、御堂筋です。 今日から不定期で時事ネタに関するアウトプットもしていこうと思います。 主に日経電子版で読んだ内容が中心になります。

箇条書きを使いながら雑多に書くので気になる方はぜひ日経電子版を契約してみて頂ければと思います。

今日の記事

www.nikkei.com

要点を簡単に

  • 新制度が2つ導入される
  • 実車試験とサポカー限定免許制度
  • 実車試験は3年間で違反したことのある人が対象
  • サポカー限定免許は乗り換えのメリットは無い

コメント

この新制度、見ていると「事故を起こしたことがある人」に焦点を当てているように私は思えました。

私は一度、高齢ドライバーの一時不停止によって自車が全損したことがありました。 その際のドライバーは一度も違反をしたことのない方でした。

違反したことのある人は当たり前で、今後は今までに事故や違反を起こしたことのない人でも何かしらの策を講じていく必要があるのではと感じました。

以上です、お読み頂きありがとうございました。